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アスリートインタビューvol7.【ダンサー】けいぴーちゃんに迫る!


【けいぴー プロフィール】
台湾(台北出身) 大阪在住のダンサー。LGB(T)Qのトランスジェンダー。性や同じ悩みを持つ方などのサポート等を軸に、自信の経験などをSNSや色々な場面で発信し多くの若者から指示を得ている。日本語と中国語を話せるバイリンガルで、現在は英語、韓国語も習得中の努力家。————————————————————————————–
さて、今回のインタビューはダンサーのけいぴーちゃんです!
ダンサーとしてのけいぴーちゃんや、LGBTQのお話などもさせていただきました!
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大川ひ:それではよろしくお願いします!

けいぴー:よろしくお願いします!

大川ひ:それでは自己紹介をお願いいたします!

けいぴー:はい!けいぴーです!22歳です!台湾出身の日本と台湾のハーフです。お父さんが台湾人のお母さんが日本人で、3人兄弟の、今は大阪に住んでいます!

大川ひ:そうなんですね!初耳です!

けいぴー:そうなんです!ハーフっていうこともあって、日本語と中国語は話せて、韓国語と英語も学生時代からずっと勉強しているので、少し話せます!

大川ひ:すごいですね!ダンスとの出会いや、ダンスを始めるきっかけはどんな感じだったんですか?

けいぴー:ダンスは生まれたときから踊っていて、幼稚園から今までずっとダンスを続けています。ダンス以外にも小さいときからお姉ちゃんの服を勝手に着てくるくる回ってみせたり、洋服やファッションなど自分の魅せ方を考えたりすることが好きでした。

大川ひ:かわいい♪幼稚園からずっとダンスされてきたんですね!ちなみにダンスのジャンルは??

けいぴー:ジャンルは昔はヒップホップ、ジャズ、体操やバレエもやってました!今はK-POPってジャンルとガールズヒップホップや、いかつめなゴリゴリのダンスをやっています。

大川ひ:わぁお!凄いですね!ファッションもお好きなんですね!
けいぴー:そうなんです!学生の頃もアパレルで3年以上働いてたりしてました!

大川ひ:けいぴーちゃん可愛いし、スタイルいいしおしゃれなんでファッション好きなんじゃないかなーと思ってました!(笑)台湾から日本に来たきっかけは??

けいぴー:きっかけは、全然台湾にいててもよかったんですけど、お母さんが日本に住むことを考えてくれてたのかなっていうのと、もうひとつあるのが台湾も韓国みたいに男の子だったら18歳になってから兵役に行かないといけないのがあって。

大川ひ:台湾も徴兵制があるんですね!

けいぴー:そうなんです。そういうのもあってお母さんが色々考えてくれてたのかなと思います。ハーフですけど、今は日本人として日本で暮らしています。

大川ひ:じゃあもう国籍も日本に?

けいぴー:はい!

大川ひ:台湾でもダンスをしていて日本にきてもダンスを続けているわけですね!
こちらに来た時になにかどこかのダンススクールに通ったりしていたんですか?

けいぴー:はい。それこそLDHさんのEXPGだったりa-vexさんだったりの体験にいったりもしました!で、こちらに来たてのときはTRFのSAMさんが立ち上げたダンススクールに通っていました。
そのあとは、そこに通いながら中学、高校とダンス部に入っていました!

今はGPstudioっていうダンススタジオに所属しています。そこが韓国寄りなので、今はコロナでないんですが、毎週のように韓国の事務所の方がモニタリングに来たりなどあるような、本当に本格的なスタジオです。

大川ひ:うぉーーー!!!凄いですねーーー!!!!(興奮)
そこまでダンスが好きな理由ってなんでなんでしょう??

けいぴー:自分を最大限に表現できる、だせる方法がダンスでした。基本毎日生きてる上でもキラキラしたり、舞台とかパフォーマンスする上でもキラキラしてたら見てる側もやってる側も楽しくなるので。

大川ひ:わかります!私も小さいころ、SPEEDやモー娘。などのダンスグループやアイドルのキラキラにものすごく憧れてました!(笑)ダンス完コピして教室で披露したり、新曲はカセットデッキをテレビのスピーカーにあてて録音したり!(笑)

けいぴー:アスリートとはまたちょっと違うかもしれませんが。。

大川ひ:いやいや!練習量や体力面でいうとアスリートと変わらないと思いますよ!私の中ではダンスってアーティスト性というか、芸術性みたいな「魅せる」部分もあって、フィギュアスケート競技とかと似てる部分があるなって思ってます。

けいぴー:確かにそうかもしれません。練習量もけっこう凄いですし。

大川ひ:日本にきて言葉の壁とかは大丈夫だったんですか??

けいぴー:はい!もともとお家では日本語や中国語や英語が飛び交っている家庭だったのもあったり、通っていた学校もインターナショナルスクールだったので、そのあたりは特に問題なく不便さを感じることもなかったです。

大川ひ:やっぱり言語を習得するには勉強するより、その場所に行ったり環境に飛び込んで喋らざるを得ない状況にするのが一番いいんですね!

けいぴー:それは間違いなく!私も最近中国語とかも喋る機会が減ってから「あれ?なんやったっけ?」って忘れてたりするので(笑)

大川ひ:しゃべれるようになるには勉強習って「勉強した気になる」より言葉に触れてなんぼですね。。くぅ~韓国語喋れるようになりたい~!(笑)

けいぴー:あはは!(笑)絶対喋れるようになりますよ!

大川ひ:優しい~(泣)さて、ダンサーとしてのけいぴーちゃんについて色々お話をお伺いさせていただいたんですが、少し深いお話もお伺いしていきたいと思います!

けいぴー:はい!

大川ひ:プロフィールではLGBTQのTである「トランスジェンダー」をご自身で公表されていますが、自分自身で「生まれてきた性別」と自身の「心の中の性別」での違和感を感じたのはいつ頃からなんでしょう?

けいぴー:自分は生まれたときは男の子なんかな?と思ってたんですけど、昔から気づいたら可愛いものが好きだったり、テレビを見ていても「かっこいいな」って思う人の方が多くて。姉が二人いるんですけど、私は末っ子で姉二人からすごく「かわいい、かわいい」って言われて育ってきて、姉の洋服を着て遊んだりしていたので、自然と環境的にはそんなにすごい違和感みたいなものは感じてはいなかったです。

大川ひ:確かに、お姉ちゃん2人とかだと結構可愛がられたり、洋服着せられたりとかありますよね!私は兄2人だったので、兄のお下がりに洋服ばかり着せれてましたし、髪切るのも床屋さんに連れていかれたりしてたんで、いっつも「あら~可愛い僕ちゃんやね~」って言われてました!(笑)

けいぴー:そんな感じです(笑)

大川ひ:おかげで私の髪型、毎回和田アキ子でした!(爆)

けいぴー:あははは!!!(笑)

大川ひ:そんな話は置いといて!(笑)小中学校とかになると制服になって男子はズボン、女子はスカートみたいに明らかな男女の差が出てきて、絶対に着用しなくちゃいけない場面が増えてくると思うんですけど、そのへんはどうだったんですか?

けいぴー:それでいくと、中・高・大と制服がなくて、自分の好きな服でいけてたんです!(笑)

大川ひ:おー!なるほど!好きな服着れちゃう系か!

けいぴー:はい(笑)その面でいえば、差別的なこともなくって良い環境でした!
ただでも学校とかでも登録上は一応性別は男性として登録していたんで、その辺のなんていうか不思議な感じというか。

小学校の時は体操服とか、服自体は男女一緒の体操服なんですけど、帽子の色が男子は青、女子は赤みたいな感じだったり、そんな時は自分は「赤がいいのにな~」とかそんな事はありましたね。

大川ひ:そうか~そこでいうと本来の性別そしての振り分けになりますもんね。

けいぴー:学校とかで、入学したてでみんな初めましての状態の時期に先生が出席とるときに、女子の時は「〇〇さん」男子は「〇〇くん」でとるじゃないですか?その時に、私名前が山内っていうんですけど、「山内くん」っていわれて、でも見た目は女の子なんでみんなざわつくというか。「え?くん?あれ?呼び間違えてる…?」みたいな空気になったりして「あぁ~またなんか言われるんやろうな」みたいな事とかすごいあったりとかして。

大川ひ:そうか~

けいぴー:あとは修学旅行とか!

大川ひ:あ~!修学旅行!部屋割りとかね!

けいぴー:そうなんですよ!はじめまだ自分がボーイッシュな時でまだ完全に垢ぬけてない時は「ちょっと嫌やなぁ」って思いながらも端の方で隠れながら着替えたり、大浴場とかも嫌だけど無理やり行ったりしてました。

大川ひ:学校も規則通り!って部分もあるから、なかなか柔軟にできないこともありますもんね。

けいぴー:そうですね。でも実際そこまで辛かったり、すごいグサっとくるような出来事はそんなになくって。周りのみんなの理解がすごくあって恵まれた環境にいたので。
たまに悪口とか「あの子男の子なん?どっちなん」とかそーいうのが聞こえてきたりとかは山ほどありましたけど。。

大川ひ:未だにそんなここいう人いるんですか?!

けいぴー:やっぱりいますよ~言ってんな~ってわかるような感じで。
でも、これ別に自画自賛とかってわけじゃないんですけど(笑)私、前に比べたらけっこう完成度高いっていうか!(笑)言わないと気づかれないんですよ!(笑)

大川ひ:いや、ほんとに!わかんないですよ!

けいぴー:なので、逆につらいこともあって。言わないと気づかれないから、なんか毎日嘘をついてるって自分の中であって。中身(身体)は男なのに見た目は女性で、知らない人は女性と思ってるわけだから。。

大川ひ:そっかぁ。その頃はまだ大々的なカミングアウトはしてなかったんですね?

けいぴー:そうなんです。だからけっこうそういう部分がしんどいなって思っていて。昔から芸能関係のお仕事していたり、ダンスとかもしていたんで、そういう部分でもそのへんの、自分の中で周りの方に「嘘をついてる」っていう気持ちがしんどくって。隠してたら嫌やなぁ~っていう気持ちがあったので、その時にそれならまずSNSを通して発信してみようって思って、Instagramに昔の男の子の時の自分の写真と、今の女の子の写真を同時に載せて、長文で自分の想いとかLGBTQのこととかを書いてUPしたんです。

そしたらすごい反響があって、たくさんのコメントやDMがきて。
自分の中で、その投稿がキッカケで180度かわったんです。
やっぱり昔はどうしても隠したい気持ちがあって、もしカミングアウトしたら「どう言われるんだろう」とか不安になったりしてたんですけど。この投稿がきっかけで「隠さずに伝えた方が受け入れてもらいやすいんだ」って思えました。

大川ひ:今のお話とかさっきのお話を聞いてて、カミングアウトって二つパターンがあるのかなぁって思いました。今までの「男の子」である自分を知っている人に伝えるカミングアウトのパターンと、「女の子」として出会って仲良くなった人に実はね、、、って伝えるカミングアウトのパターンがあるのかなって。

LGBTQの方にとって、カミングアウトはいつか絶対「するのか」「しないのか」っていう選択をしないといけない時がくるんですもんね。。

けいぴー:そうですね。日本はまだ海外に比べたらそういうのも最近はまだ進んできましたけど、まだまだ社会的な偏見はたくさんあるので、そういう部分でも、同じようなジェンダーのこととかで悩んだり苦しんでる人たちが、私を通して勇気を持ってくれたり、少しでも自信が持てるようになったり、悩んでる気持ちが軽くなったりしてもらえたらいいなって思います。生きやすくなればいいなって。

大川ひ:カミングアウトするっていう選択肢もしないっていう選択肢も、その人次第で、カミングアウトすることが必ずしも全ていいってわけではないだろうし、ほんとにさっきけいぴーちゃんが言ったみたいに、LGBTQの方たちにとって生きやすい選択肢ができるような世の中になればいいですよね。

けいぴー:本当にそう思いますね。別に型におさまらなくていいというか、十人十色だし、みんながみんな同じところを目指さなくてもいいと思っていて。それぞれの個性だと思いますし、別に正解なんてないのかなって。

大川ひ:うんうん。生まれた身体としての性別がどうとか、性自認がどうとか、そこじゃなくて「その人個人」として考えれば、そこに対してカミングアウトされたとしても別になにも思わないというか。
「私は私」だし「けいぴーちゃんはけいぴーちゃん」なんですよね。なんて言ったらいいか難しんですけど(笑)

けいぴー:わかります、わかります!性別としてではなく「その人」として見てもらえたら一番いいですよね。

大川ひ:ほんとそう思います。ちなみにご両親は打ち明けた時はどうだったんですか??

けいぴー:自分の生きたいように、したいことをしていきなさいっていう感じでした。

大川ひ:素敵なご両親ですね。愛を感じます!
親になって初めて思いますけど、子どもを見守るってけっこう大変で、どうしても手を出したくなっちゃうんですよね。できるだけ失敗してほしくないし、自分が手を出せば簡単だし安心できて楽ですし。でもそこを「自分の生きたいように生きなさい」っていえるって、本当に凄いなって思うし、それだけけいぴーちゃんを愛してるからなんだなってすごい感じました。

けいぴー:はい。それは本当に感じていますし、感謝しています。

大川ひ:では最後に!NewSPO.familyに仲間入りということで、今後なにかやっていきたいことなどあったりしますか??それ以外でも目標とか!

けいぴー:自分を表現することが好きなので、ダンスもそうなんですけどダンス以外での場所でも自分を表現できるものを見つけられたらと思っています。枠に囚われず、さまざまな場所で活躍できるようになりたいです!

大川ひ:素敵です!LGBTQの方たちだけじゃなくて、けいぴーちゃんが発信することでそれ以外の人たちにも元気をあたえられたり、自分もああなりたいな!って思う人たちもきっといると思います!是非頑張ってください!!応援しています!

けいぴー:はい!ありがとうございます!

大川ひ:本日はありがとうございました!!
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とてもとても素敵な時間を過ごさせていただきました!

キラキラしていてとっても素敵なけいぴーちゃん。
最近特にLGBTQや、それこそSDGだったり、言い方が悪くなってしまうかもしれませんが
トレンドのようにメディアでも多く目にするようになりました。

しかしながら、まだまだ知らないこと、当事者にしかわからない辛いことや
直面する現実なども多くあり、根深い部分でもあると思いました。

ただ「その人個人」として見ること、向き合うことは
決してLGBTQだけのことではなく、生きていく上ではどんな人と出会ったとしても大切なことだなとけいぴーちゃんとお話させていただいて、改めて感じました。

ジェンダーも、国籍も、障害も、特別視しすぎないこと。
個性として受け入れて、全ての人が生きやすくなっていけばいいなと思いました。

けいぴーちゃん、この度はお時間を頂きインタビューに答えていただき、ありがとうございました!!!

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