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アスリートインタビューvol.2【ロービジョンフットサル】中澤朋希選手を深堀り!


【中澤朋希プロフィール】
ロービジョンフットサル日本代表。高校2年生の冬、模試の最中に教室の壁の時計に目をやると文字盤がぼやけていた。視神経の難病「レーベル病」と診断され、1.5あった視力は一か月で両目とも0.01に。眼鏡をかけても視野の中心部はぼやけ視覚障害者となった。
現在は視覚障害者がプレーするロービジョンフットサルを知ってもらおうと、SNSや講演などで情報発信を続けている。
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NewSPO.familyに加わった、ロービジョンフットサルの中澤選手!
今回は「ロービジョンフットサルとはどんな競技?」「ブラインドサッカーとなにが違うの?」などの競技のお話や、視覚障害者でスポーツをする上での現実など、なかなか知ることの出来ないお話を深堀りインタビューして参りました!

今回のインタビュアーは最近コンテンツディレクターに就任した辻本です!
(大川ひは見守り役でした笑)
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辻本:よろしくお願い致します!

中澤:よろしくお願いします!

辻本:それでは簡単に自己紹介の方をお願いします!

中澤:今は世田谷区のCLUB BALER TOKYOに所属しているロービジョンフットサル選手の中澤朋希です。自分は2017年~ロービジョンフットサルの日本代表強化指定として活動させていただいていて、2019年にはスペインやトルコの大会に出場しています。今は2023年大会を目指して頑張っているのと、そこで世界一を取るっていうところを目標において活動しています。

辻本:ありがとうございます!ロービジョンフットサルとはどういう競技なんでしょうか。

中澤:簡単に言うと視覚障害者サッカーです。「視覚障害者サッカー」=「ブラインドサッカー」っていうアイマスクをして音のなるボールでやるようなイメージがあるとおもうんですけど、ロービジョンフットサルは視覚障害の中で弱視に該当する選手がプレーする競技です。

辻本:ブラインドサッカーとはまた違うんですね!

中澤:はい。ルールとしては一般のフットサルと同じようなルールなんですけど、音の鳴らないボールで目隠しもせず、今見えている弱視の選手たちの見え方でプレーする競技です。

辻本:初めて知りました!弱視の方ってどの範囲まで見えるっていうのは人それぞれなんでしょうか?

中澤:本当に人それぞれですね。僕の場合は視力が0.01で中心が欠損しているですけど、温泉とか湯気というか霧が常にモヤ~っとかかっているような中でプレーしている感じです。

辻本:なるほど。

中澤:中にはサランラップの芯を覗いてるような、中心だけ見えていて視野が見えない選手たちもいるので、声でのコミュニケーションがとても大事なスポーツになってきます。

辻本:「ロービジョン」と「ブラインドサッカー」、ブラインドサッカーは全く見えない方じゃないですか?その違いっていうのはどこ基準になるんですか?

中澤:国内でみると、ブラインドサッカーはアイマスクをすれば誰でも出られます。健常者の方でも、弱視でも、全盲でも出られます。

辻本:え!そうなんですか?!

中澤:そうなんです。ロービジョンフットサルは弱視のみです。

辻本:なるほど~

中澤:日本代表クラスでいうと、ブラインドサッカーは全盲だけ、ロービジョンは弱視だけっていうカテゴリーになっています。ゴールキーパーはお互い健常者、もしくは弱視の人がおこなっています。

辻本:日本代表となるとまた少しかわるわけですね。目が見えなくなったのはいつ頃からなんですか?

中澤:6年前の17歳の時に突然、突発的に視覚障害になりました。

辻本:それは原因不明で?

中澤:そうですね、原因不明です。(※原因不明の難病「レーベル病」と診断される)

辻本:ロービジョンフットサルに出会ったキッカケはどういったいきさつがあったんでしょうか?

中澤:知ったきっかけは、自分がいっていた大学が視覚障害者が行っている大学なんですけど、そこのサークルで知りました。18?19歳?の時だったんで、視覚障害になって1年くらいで知りました。

辻本:そこからロービジョンフットサルをやってみようと思ったのは??

中澤:やろうと思ったのは、自分は元々視力が1.5あったんですがそれが急に0.01になって、元々サッカーが大好きでやっていて、スポーツも大好きだったんですけど、スポーツもできなくなった、将来の夢もなくなってしまったっていう葛藤していた時があって、そんな時にテレビで「サッカーキリンチャレンジカップ」のサッカー日本代表の試合を見ていて、「あぁ、もう一回サッカーをしたいな」って思って。サッカーと、その時にそう思わせてくれたキリンチャレンジカップのキリンに恩返しがしたいなって思ってキリンに入りたいっていう強い想いを抱きました。
その中でロービジョンフットサルに出会ってそこで日本代表になろう世界一を獲って悩んでる人たちや、障害をもつ子どもたちの希望になれたらなって。

辻本:ちなみに今はお仕事は?

中澤:今はそのキリンに就職して仕事をしながら競技を行っています。

辻本:おお!キリンに!すごいですね!有言実行!

中澤:はい!将来はキリンチャレンジカップに携わって運営者をしながら選手としてもプレーしたいと思っています。

辻本:ちなみに、日本代表ってどうやって決まるんですか?

中澤:二つあって、一つはセレクション。もう一つは監督の目に留まる。このどちらかです。まだチーム数も少ないですし、そもそも競技自体を知らなくてロービジョンフットサルに出会えてない人たちも多いので、たまたま目に留まって「あ!セレクションやってるし行こう!」っていう方たちもいれば、名前が出てる選手がいれば監督が視察しにくるっていう感じです。

辻本:普段からリーグみたいな感じで年間で試合があるってことですか?

中澤:そうですね。ロービジョンもブラインドサッカーも両方ともまだ試合数が物凄く大きいわけではなくて、リーグ戦と年に一回のカップ戦みたいなのがありますが、年間10試合もない感じです。なので、今、試合数をもっと増やそうと協会とクラブに話をしている段階って感じです。

辻本:はぁ~…凄い。。。(辻本も中澤選手と同じ23歳)
NewSPOfamilyに仲間入りという事で、今後何かNewSPO.を通してやってみたいことや、この先の夢などはありますか??

中澤:そうですね、選手として世界一になること、それは絶対にブラさずにやっていきたいと思っています。NewSPO.を通してはロービジョンフットサルを盛り上げるというところですね。
自分が世界大会に出た時に、視覚障害を持つ子どもたちや、その保護者の方から連絡をいただきました。「うちの周りにはロービジョンフットサルをやってるチームがないです」とか「通常のサッカーチームに入っているけれど、監督やコーチ陣から障害を持っているから辞めてくれっていうような事を言われてどうしたらいいのかわからない」という声もたくさんあるので、そういうサッカー環境を変えていきたい。

辻本:想像はしていましたが、実際に本当にそういうことがあるんですね。。

中澤:そうですね。でもフットボール、サッカーってボール一つあれば誰でもできる競技で、障害っていうのは全く関係ないと思っているので、そういった環境整備だったりとかをやっていきたいと思っています。

辻本:応援しています!NewSPO.としても是非お手伝いできることがあれば協力させていただきます!今回はインタビューにお答えいただき、ありがとうございました!
NewSPO.familyとしてこれからもよろしくお願いいたします!!

中澤:こちらこそ、ありがとうございました!!!
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初めまして!とご挨拶をさせていただいた瞬間から、23歳とは思えないくらいの落ち着きっぷりと穏やかな雰囲気を漂わせていた中澤選手。
インタビュー中も、私たちにわかりやすいようにとても丁寧にお話して下さいました。

障害者スポーツはまだまだ認知度が低いものが多いですが、今回のインタビューを通してお話をお伺いし、NewSPO.としても中澤選手のバックアップはもちろんの事、競技でのバックアップも頑張っていきたいと思いました!

中澤選手、本当にありがとうござました!
NewSPO.familyとして今後もよろしくお願い致します!!

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